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2007年06月18日

白菊水

鴨川で鹿が迷子になってまだ捕まっていないのが
今、とても気になっている“チャーリー”です。

6月のテーマは「京の名水」ということで「水の都・伏見」
「白菊水」(しらぎくすい)について書いていきたいと思います。


伏見は、昔「伏水」(ふしみ)と書かれるほど
町のあちらこちらで良い水が湧き出していました。

そこに、「伏見七つ井」と呼ばれる井戸があり、
その七つの井戸の一つに 『清酒 神聖』 の仕込み水でもある
「白菊水」があります。



 大手筋の一筋南の通りを
 少し下がったところに、
 おいしいお酒と鳥料理が
 味わえるお店「鳥せい本店」
 さんがあります。
 そのお店の敷地内に
 「白菊水」を汲めるところが
 あります。

 いつ行っても2~5人位は
 ペットボトルを持って
 水を汲みに並んでいます。

 ここでは水が出る竹の右上に
 ボタンがあり、それをを押さ
 なければ水が出ないという
 仕組みになっています。

説明書きの看板には次のように書かれていました。

 「白菊水」は、創業延宝5年(1677)の清酒神聖・山本本家の酒造りに
 使われ、香りのよい飲み口の端麗な日本酒を醸し出す水。
 全国名水百選に選ばれた 御香水の水脈と同じくしています。
 「白菊水」の伝説は、その昔、稲の豊作を願い 白菊を愛でる翁(仙人)が
 「この地に日照りが続き、稲が枯れるようなとき、私の愛でた白菊の露の
 一雫より清水が湧き出す」と告げたとされています。
 その白菊の翁が姿を変えたといわれる「白菊石」は御香宮の境内に
 祀られています。




また、この「鳥せい本店」さんの店内でもお水を飲むことができます。
近所の小学生が休憩がてら、ここの水を飲みにきています。
(鳥せい本店さんで出される飲み水は、この白菊水です。)



■「白菊水」(しらぎくすい)===================
                              清酒 「神聖」 仕込水
 ・水質   中硬水
 ・使用例  抹茶・緑茶・炊飯・コーヒー

 昔、この地を久米の里といいし頃、天太玉命の顕現と曰う老翁あり、
旱魁水枯るるとき、老翁の育みし白菊を振り給えば清冽な水
滝々に尽きず湧き稲豊かに稔ったという。
 
 今も、清酒 神聖 の酒造り水として、
全く処理を必要としない天然の水として使用され、
伏見の酒特有の芳醇な香りと
綺麗で柔らかな味の酒を醸し出します。

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Posted by 京つうスタッフ at 22:22Comments(0)’07年6月号☆京の名水