京都祇園祭【菊水鉾】・町会所

京つうスタッフ

2007年07月04日 13:20

こんにちは。

京つうスタッフのムーミンパパです。

いよいよ京都も夏本番となってきました。

さて、月刊京つうマガジンは、去年も皆様にご好評を頂いた「祇園祭」をテーマにスタッフが各鉾町はじめ、市内を駆けずり回って集めた情報をご紹介していきます。

裏情報、お得情報などサマザマな情報を発信できればと、スタッフ一同張り切っております。

では、トップバターの私は【菊水鉾・町会所】をご紹介いたします。


菊水鉾さんでは、宵山の期間、お茶席が設けられます。金剛能楽堂の移転などがあり、数年前から跡地に建てられたマンションのお二階を会所として、ここで行われるようになりました。これも時代の流れですかね!?

 




マンションの北西隅には、「大黒庵武野紹鴎邸跡」の石碑と「菊水の井跡」の看板もあります。

武野紹鴎(1502~55)は,室町後期の茶人で大黒庵・一閑と号した。父は堺の有力町衆。24歳で上洛した紹鴎は,36歳で堺に帰るまで当地に居を構えた。その間,三条西実隆(1455~1537)について古典・連歌を,村田宗珠からは茶の湯を学んだ。茶の湯において紹鴎は,四畳半の侘び茶をさらに簡素化し小座敷などを創作し,村田珠光(1422~1502)から千利休(1522~91)への橋渡し役をはたした。この石標は,武野紹鴎の邸宅跡を示すものである。現地は菊水之井と呼ばれた名水のあった地でもあり,紹鴎もそれを求めてこの地に邸宅をいとなんだという。


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