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2006年10月30日

★京都御苑 ~おすすめ紅葉スポット~

京つうスタッフの本郷猛子です。

ちょっと立て続けにブログupの番が回ってきて、バテぎみですICON44。。

それはさておき、11月の月刊京つうマガジン。

お題は「おすすめ紅葉スポット」ICON122

定番と言っちゃ定番ですが、泣く子も黙るほどの定番なわけで、

この季節、こいつを外して、道を真っ直ぐには歩けないのです(大袈裟…)

そこで京つうスタッフが、京つうfanに贈る!

・誰かと行きたい紅葉スポット
・ひとに教えたくない紅葉スポット
・ここに行かなきゃ京都の紅葉は語れない超スポット


要は何でもいいですが、

とにかく好きなスポットを紹介していきたいと思います。

今年の紅葉狩りの参考にしていただければ、ちょっと嬉しいかもicon01


●わたしの紅葉スポットは、京都盆地のど真ん中 「京都御苑」です。

 周囲は約4km、面積約63ha、苑内樹木は5万本。

 都会の真ん中に、

 巨大な自然空間がぽっかりと口を開けているようなものです。
 
 御所が本気出したら、綺麗ですよ~。

 ※京都御苑の詳しい情報はこちら


まだまだ、紅葉には早い時期ですが、所々美しい色を見つけました。

ここは、丸太町通に近い、御苑の最南端。

五摂家の一つ・九条家の屋敷庭園の遺構で、

茶屋「拾翠亭」の南側の細い散策路の風景です。






この木の実、何の実でしょうか。

御所三名水の一つ、祐井(さちのい)のすぐそばに植わっています。

「ななかまど」かなと思ったのですが、違うようです。

植物に詳しい方、教えて下さい。






京都御所の東北角「猿ヶ辻」のすぐそばです。

鬼門除けの木彫りのお猿が、御幣を担いで可愛い姿を見せてくれます。

このあたりの午後は、近くの高校の部活練習場と化してしまいます。

大勢の学生達が、タイムトライアルを繰り返しています。

御所の細道も、家路に向かう自転車のラッシュです。

紅葉は、この夕暮れ時がまた美しいんです。

これからひと月、ゆっくりと色付いていく木々たちの姿を楽しみたいと思います。




~ミニミニ情報!!~
★京都御所秋季一般公開★が、
平成18年11月1日(水)から11月5日(日)までの5日間 、
午前9時(開門)~午後3時(閉門)まで行われます。
この機会に、行ってみてはいかがでしょうか。
詳しくは、こちらまで。  



Posted by 京つうスタッフ at 22:20Comments(2)'06年11月号☆おすすめ紅葉スポット

2006年10月27日

峠を越えて。

こんばんわ。
京つうスタッフのもーちゃんです。

深まりつつある秋に足をとられながら、
じたばたと毎日を過ごしているあいだに
気がつけば、10月もあとわずかになってしまいました。


さてさて、イチマサさんからまわってきたブログのお題は
「京都の秋、身体を動かそう!スポーツ施設やお店、イベント」です・・・。

むむう・・・。
なにやら頭がぼんやりしてきました。
  ・
  ・
  ・
  ・


とりあえずはじめることにします。

京都は三方を山に囲まれています。
南の方角をのぞけば、
京都の外にでるには必ず峠を越えないといけません。

もう10年も前のことですが僕は1年か2年の間、
MTBにはまったことがありました。
自転車を買い換えるのにちょっと奮発して
5万~6万円くらいのMTBを買ったのです。
15段変速がうれしくてギアをガチャガチャといれて、
坂道を登ったりしていました。

当時、上賀茂に住んでいた僕はちょっとためしに走っているうちに、
鞍馬貴船雲ヶ畑の方までかなりよたよたと登っていました。

何度も坂道を登っているあいだにさすがに筋力がついてきたのか
だんだん物足りなくなってきた僕はさらに距離をのばし、
ついに峠を越えるようになったのです。

最初は、市原~静原~大原を抜ける江文峠でした。
鞍馬とか貴船とか行ってたときは、
途中で同じ道を引き返していたのですが、
峠を越えるコースだと達成感が違います。
ぐるっと一周まわって家に帰り、シャワーを浴びて
いい感じに冷えたビールを飲むとまじでうまいものでした。


なんだかおもしろくなってきたので、
僕はハイキング用の地図を買ってきていろいろなルートを
探す(探る)ようになりました。
三方を山に囲まれているので峠はたくさんありました。

少しづつ距離と高度をあげていきました。

京見峠、花背峠、芹生峠、百井峠・・・。
MTBなので林道だって踏破できました。
でこぼこの林道を下るときはかなりアドレナリンが出ていました。

最終的に花背から佐々里峠を越え、
美山の京大演習林の入り口で引き返し、
八丁林道から周山街道にでて京都に戻るという
無茶なコースを走ってしまいました。


昭文社の「山と高原地図」です。
当時は「京都北山1」「京都北山2」にわかれていたのですが、
「1」が見つからず、本屋にいくと一冊になっていました。
※「京都北山2(1996年版)」と「京都北山(2006年版)」です。




お題に戻ります。

「京都の秋、身体を動かそう!=MTB」
「スポーツ施設やお店、イベント=峠越え」
というわけで、

MTBで峠を越えて、京都の秋を満喫しよう!



リレー形式の月刊京つうマガジンもひとまず僕で終わりです。
来月のテーマは「おすすめ紅葉スポット」です。
定番の紅葉ポイントから秘密の紅葉ポイントまで紹介するので、
また読んでくださいね!


最期にこの秋おすすめのMTBでいく峠越えコースを紹介します。

上賀茂~雲ヶ畑~持越峠~杉坂~周山街道~高雄

雲ヶ畑~持越峠が以前は舗装されていませんでした。
持越峠を越えればあとはずっと下りで高雄までいけます。
 紅葉のピークには、周山街道、高雄周辺はひどく混雑します。
 クルマだと渋滞は必至です!

  



Posted by 京つうスタッフ at 23:35Comments(0)'06年10月号☆秋の京都○○○

2006年10月23日

間に合わなかったアート

こんにちわ京つうスタッフのイチサマです。
いやぁ参りましたぁ・・・実は・・・あの、その。
歯切れの悪い言葉を並べてますが、スタッフのニコ
さんより頂いたお題は『秋深まり行く京都を素材に、
アートしてください。』でしたよね?

このお題を見て考えました。
「アート・・・」
「京都・・・」
「そうだっ、アート=自分で何か作ればいいんだ!」と。
そこで行ってきたのは「京都伝統産業ふれあい館」


この中で「摺型(すりがた)友禅染体験コーナー」と
いうのがあってこれをやってみようと。
ところがですねぇ・・・自宅から車で出たは良かったものの
行くのに掛かった時間が何と1時間・・・。
普通なら15分の距離です。
ナンデこんなに掛かったかというと当日は「時代祭り」

大渋滞でなんと受付時間に間に合わなかったのです。
スミマセン・・・。

京都=アート=友禅染=体験コーナーと考えて行ったものの
16時の受付締め切り時間に遅れるという失態を演じてしまいました。

■伝統産業ふれあい館「摺型友禅染体験コーナー」
模様や文字の型紙を使って染料を生地に染付け、アイロンで
染料止めをすれば完成。インストラクターさんが指導してくれます。
○日時 毎週土曜・日曜、祝日 午前9:30~午後5:00
    (受付は4:00まで)
※平日(月~金曜)の体験は団体のみ
○場所 ふれあい館内ミニ工房
○体験料 コースター600円、ハンカチ700円、うちわ800円、ほか
○所要時間 約45分~60分程度
※詳しい問い合わせ先は
「京都伝統産業ふれあい館」TEL075-762-2670
 
こんなものを作る予定でした・・・


■そうそう、次の方にリレーしないと。
「京都と秋」色々考えました。あまり取り上げられることは少ないと
思いますが、秋といえばスポーツ。そこで次のもーちゃんさんには
「京都の秋、身体を動かそう!スポーツ施設やお店、イベント」などなど
でお願いします。
私は大失態を演じてしまいましたが今月のトリはシッカリ
宜しくお願いします!  



Posted by 京つうスタッフ at 21:06Comments(0)'06年10月号☆秋の京都○○○

2006年10月19日

小さい秋を探して三千里は行けませんが。

秋はおセンチになる季節だと専らの噂では御座いますが、ダイエットをしたいのに季節限定のお菓子であふれかえる巷を鑑みると、確かにその通りであるようにしみじみと思わなくもないわたくしで御座います。

ダイエットは明日からが身にしみている京つうスタッフのニコです。(…)

さてさて、今月はリレー式お題と言う事で、本郷猛子さんから頂いたお題は、「京都の小さな秋を感じる小物やグッズ」を見つけて下さい。でした。
…。

まず自分の格好が秋らしくもなんともない時点で、ちょっと前途多難の気配が致しますよ…。
私はどうも寒さをあまり感じない体質なので、秋には疎いタイプなのです。

しかし、そこはそこ、これはお題と言う訳で、きっちり消化しなければ!
と言う訳で、行って参りましたー。
私の聖地(!)寺町・新京極の繁華街へと!

相変わらず人が沢山居るなー、と思いつつ、やっぱり京都らしいと言えばお土産屋さんでしょー、きょろきょろ。風鈴がまだ涼しげに吊り下げて売られているお店を発見。
風鈴は秋アイテムとは違いますが、大好きです。
夫婦でやってらっしゃるみたいなのですが、おばあさんに秋らしい小物はありますか、と尋ねた所、小物ではそういうのはないですね、との事でした。

…がーん。(駆け巡るカボチャ大王)(?)

やっぱり時代はハロウィンなのか…!とパンプキンプリンの美味しさに思わず思いを馳せそうになったのですが、絵葉書なら…とのお言葉に、あっさりと京都に舞い戻ってきましたよ!
セットになって売っているものは、一年を通した絵柄が入っているそうなのですが、一枚ずつで売っているものの方は、季節ごとに出す絵柄を変えるそうです。

秋っぽい空が写っている写真の葉書もあったり、紅葉がきれいだったり、舞妓さんが美しかったり致しました。
個人的な好みで二枚購入。これでお友達に手紙を出そうと思います。

秋の絵葉書。
『なかがわ』さん

そして、ちょっと事情をお話致しました所、なんと商店街のパンフレットをくださったのです。
気にしないでと仰ってくださったのですが、とても感激していました!
本当にありがとうございます。
お店の名前が分かるようにとシールも貼ってくださいました。
浮世絵柄ぽい小さめの湯呑みだとかも素敵でした!

そしてパンフレットを見つつ、次のお土産屋さんへ向かう私。
何故かその途中に本屋さんに寄ってしまい、本を買ってしまう私。
完全に寄り道です。嗚呼、本屋さんって何故あんなに魅惑的なんでしょうね…。(…)

しかし次のお土産屋さんでも、ばっちり京都らしい商品を購入致しました。
あらゆる意味で抜かりのない商品です。

『大友』さんで買ったのは、
旬の生八橋

旬の生八橋、秋限定商品です!

…。
…。

だ、ダイエットは、明日からですから!
生八橋は食べないと腐りますから!ね!(…)

秋を感じるアイテムとして、季節限定の食べ物も欠かせないと思うのですよ。
寧ろ食べ物が欠かせないと言いますか。
美味しい食べ物を食べている時に、殊更秋を感じるのです。(じっと自分のお腹をみつめ…)
ちなみに私が買ったのは、紫芋、栗、漉し餡、の三種類入りのやつですが、他にもあったので、やっぱりダイエットは明後日から、と言う事で…。( ・ω・)

その後はまたしても寄り道で、眼鏡屋さんで昨日入ったばかりというモデルのメガネフレームを購入決定。秋らしく赤いやつにしました。
しかしレンズをどうするかまだ決定していないので、手元にはなかったりしつつ。

後はどこにしようか、と貪欲にパンフレットとにらめっこしながら歩いておりますと、ふと目に入る『招喜屋』さん
可愛い風水・開運人形やストラップなんかが沢山おいてある、お店です。
入り口付近に置いてある、置物の形が、柿の実だったのです。

もうこれはまさしくな運命の出会い。
これでもかと言う位に秋らしく、そして京都っぽく、小物で、かつ可愛い。
パーフェクトに任務完了するにはぴったりです。
実は友達と何度かお買い物した事のあるお店だったりするのですが(やっぱり京都外から観光に来る友達には凄く喜ばれました)、自分の足が向かう先を信じてみるのもいいものだなぁと思った夜で御座いました…。

柿の実ふたつ。
『招喜屋』さん。

柿だけじゃなく、栗やどんぐりっぽいのもあったり、なすびの大きいクッションに惹かれたりもしながら、こちらふたつを買いました。
へた部分が一部分だけ模様や色が違うのですよ。芸が細かいです。
ちょっと大きさが違うのにしたので、普通に並べるだけでも背比べみたいな感じぽくないでしょうか?
密かなる特技の一つがお手玉なわたくしですので、おうちでこっそり遊んでみたいかも知れません。(笑)

お店の方もとても笑顔の素敵なお姉さんでした!

今回もお店の方々に深く感謝をしながら、なんだか普通に自分の買い物を楽しんでしまった気が致します。
――と、満足満足で終わってはいけませんね、お題をリレーしなければいけません。

ええと、次はイチサマに私からお題を提案させて頂くのですが。

…。…。
自分がお題を消化するのにいっぱいいっぱいで、何も考えていませんでした。(…)

ちょっと待ってください、今!今考えます!
ええと秋、秋と言えば芸術。
京都出身の芸術家のレポートを…と言うのはなんだかとても難しそうだな、と今軽く自分がネットで調べてみても、さまざまな分野が出てくるのに思いましたので、イチサマ自身にアートをして頂きたいと思います。face01

ではでは、私からのお題は、『秋深まり行く京都を素材に、アートしてください。』です。
よろしくお願いします。(、、*)  



Posted by 京つうスタッフ at 19:55Comments(0)'06年10月号☆秋の京都○○○

2006年10月17日

∝秋の京都を満喫できるお出かけスポット∽

京つうスタッフの本郷猛子です。

今月の特集。 お題を前のスタッフからリレー形式で繋いでいくって、

ほんまに、やらせ無しのマジ!リレーって、どないすんねん!

冒頭から、思いっきり愚痴っています。現在進行形。。。

でもでも、みんな悪戦苦闘しながらでもバトンを回してくれたんだから、

ここでギブするわけにゃいかんでしょ!

VGCさんからのお題「秋の京都を満喫できるお出かけスポット」。

ハイッ!受けた!!

(どこかのカレーショップのマスターの掛け声。ねっ、スネ夫氏。)



「秋の京都を満喫できるお出かけスポット」ということで、

いろいろ考えたけど、やっぱりこの季節、紅葉狩りが一番です。

色とりどりに着飾った木々達の晴れ舞台をじっくりと満喫したいものです。

京都は三方を山に囲まれて、紅葉の見所は数知れず。

その中から、比較的に人も少なく、ゆっくりと散歩感覚のショートコースで、

自分的に好きな辺りをご紹介したいと思います。


方向は、東北。 地名は、修学院。

有名なところで、まず「曼殊院」から。




この参道の両側は、あの武田薬品の薬用植物園です。
昭和8年開設の薬草園に、昭和31年に椿園が併設されて現在に至ります。
ただ、毒性のある植物も植えられているため、非公開となっています。
残念!
でも、外からでも、春には桜を楽しむことができます。


参道をさらに進んでいくと、いよいよモミジのトンネルです。
まだまだ、紅葉には早いようですが、一枝二枝、色付いているのを見つけました。

11月の中旬から下旬には、さぞや素敵なトンネルになることでしょう。



その参道の中ほどに、休憩にはちょうどいい弁天茶屋がある。

新そばを始めました。
長々説明はいりません。
旬の味を楽しみたくなる、最高のコピーですね。






入口の毛氈をかけた床几のうえにお品書きが。
さあ、一服着きましょうか。
まさに、ほっこりタイムを満喫しましょう。



この弁天茶屋、曼殊院の境内の一部なんですね。
弁天池の中に浮かぶ、弁天島の弁天様。
っその弁天堂に並んで、天満宮が建っています。
菅原道真公を祀る祠ですが、なんと曼殊院内の中で一番古い建物なんですね。







さあ、弁天茶屋を出て顔を曼殊院に向けると、勅使門がもう目の前です。

勅使門っていうのは、天皇のお使いである勅使がお寺に参拝するときなどに使われる門で、ほとんど開けられることがありません。でも、ここ曼殊院の勅使門は、通り抜けることは出来ませんが、扉は開けられています。








勅使門下から南へ一乗寺へ抜ける小道。武田薬品の薬草園を見ながら詩仙堂方面へ抜けることが出来ます。この先に、小さな石の鳥居があるのは、天満宮の鳥居なのでしょうか。


曼殊院から北へ修学院方面へ抜けてみましょう。途中、西の眺望がきく所がありました。ちょうど、山端から松ヶ崎方面が見えています。この角度からの眺望は、修学院離宮からの眺めに近くって、美しい景観が守られているようです。


曼殊院前の道を北に抜けてドン突きが、修学院離宮と曼殊院の間を流れる音羽川です。
この川沿いの小道が、有名な雲母坂(きららざか)へ続いて行きます。
京都側から比叡山への登山口です。滋賀県坂本の本坂に対して、京都側のメイン登山道になります。山頂までは約2時間の行程となります。

川の対岸を臨むと、のどかな畑が見えてきます。修学院離宮は上・中・下の茶屋の三つの部分から構成されているんですが、その茶屋を取り囲む周辺の田畑を取り込む形で離宮ができあがっています。


その証拠に、一見普通の畑のようですが、こんな看板が建っています。
宮内庁 皇宮警察本部!







修学院離宮の正面の門です。静かな佇まいです。拝観できますが、申し込み制で現在もそうやと思うのですが、宮内庁からの指定の日時での拝観となるので、時間に融通がきく人でないとなかなか観にいけません。

門前の柿の木に秋色を見つけました。
ここ修学院。朝夕の冷え込みは市内中心に比べると違うでしょうね。



離宮からまっすぐ西に下りてくると、檜峠を越えて上高野へ抜ける旧道との合流点に辿り着きます。







その傍らに、赤山禅院へ向かう道標がお地蔵さんと仲良く並んでいます。



その道標から、ものの2~3分歩いて、赤山大明神の鳥居が見えてきます。
大明神!うんうん、ここは神社なんだ。。。。。

この鳥居を見て、間違いなく神社なんだと思って進んでいくうちに、様子が変わってくるのです。








赤山大明神の石碑に、寺院のような門。

門をくぐって進むと静かなモミジのトンネルです。
この参道が、季節になると美しいこと。時間は夕方がいいですね。午後3時~4時あたりなら、色付いた葉が、ステンドグラス状態で、上ばっかり見ながら歩くと、首の筋を痛めますからご注意下さい。

赤山禅院の福禄寿殿は、「都七福神」の一つに数えられています。







◆案内板<駒札>より~  ……仁和四年(八八八)天台座主安慧が、師の慈覚大師円仁の遺命によって創建した天台宗の寺院である。本尊の赤山明神は、慈覚大師が中国の赤山にある泰山府君(陰明道祖神)を勧請したもので、天台の守護神である。後水尾上皇の修学院離宮御幸の時には、上皇より社殿の修築及び、赤山大明神の勅願を賜った。
 御神体は、毘沙門天に似た武将を象る神像で、延命富貴の神とされている。
 この地は、京都の東北表鬼門にあたることから、当院は、方除けの神として人々の崇敬を集めている。また、赤山明神の祭日にあたる五日に当院に参詣して懸取りに回ると、よく集金ができるといわれ、商人たちの信仰も厚く、俗に、五日払いといわれている商習慣ができたと伝えられている。
 閑静なこの地には、松、楓が多く、秋には紅葉の名所として多くの人々で賑う。………

★まとめて簡単に言うと、もともとは比叡山延暦寺の所属だった、立派な天台宗のお寺です。
しかし、お祀りしているのは、天台宗の鎮守神である陰陽道の祖神「泰山府君」。
御神体は毘沙門天に似た武将を象る神像。
だから、神さんを祀っているので鳥居があって神社の形態をとっているのです。
比叡山に西麓・坂本の日吉大社とともに、天台の鎮守の社です。

ものの見事に、「神仏混淆」の形態を伝えているのです。
明治の廃仏毀釈で、神社と寺院は別のものとして切り離され、神道国教・祭政一致の政策に基づいて仏教施設の破壊などが行われてのです。ご神体に仏像の使用は禁止され、神社から仏教的要素の払拭などが行われたのです。その嵐をどんな風に乗り切ってきたかは知らないのですが、よくぞ今日まで!ということです。

拝殿の屋根の上に、可愛いお猿さんが、金網に囲われてオッチンしています。
前述の<案内板・駒札>の説明にもあったように、この赤山禅院が京都の東北表鬼門にあたることから、方除け・鬼門除けの神として信仰されているのです。猿は金神で、鬼門の神。皇城の鬼門の護りなのです。そんなわけで、屋根の上から睨みを効かしているのです。


そこで余談ですが、京都御苑内の京都御所・東北角が「猿が辻」と呼ばれていて、壁もカギ型にへこんでいるのをご存知ですか。
あれって、鬼門除けなんですよね。そこにも、軒下に御幣を担いだお猿さんが居てるんです。そのお猿も金網を掛けられているのですが、その昔、夜な夜な都に出ては悪さをするので、金網を張ってそれを封じたというのです。





博物館に置いても恥ずかしくないほど年代ものの消火ポンプ。すごいですね。



境内を巡る山への小径です。傾いた日の光がモミジ葉の隙間から差し込んできます。
もうすぐそばまで来ていますね。紅に身を染めた、美しい木々たちの晴れ舞台が楽しみです。



それでは、最後に次のお題を!
「京都の小さな秋を感じる小物やグッズ」を見つけて下さい。
こんなん出ましたけど~~

ではでは、よろしく。ニコさん。

  



Posted by 京つうスタッフ at 21:51Comments(0)'06年10月号☆秋の京都○○○